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「部落差別の意図持って犯行をおこなった」

第1回公判「罪状認否」で被告、犯行を認める

          

 04年12月24日午前10時、東京地方裁判所第511法廷で「連続・大量差別はがき事件」の第1回公判がおこなわれました。当日は、浦本誉至史さんに対する3件の脅迫の容疑について審理が行われました。
 冒頭陳述で検察官は、「被告は、日頃、被差別部落を自分より下の存在と考えていた」が、03年5月頃「自身のうっ屈をはらすために、(そのうっ屈とは)無関係の被差別部落出身者に精神的苦痛を与えようと考え」、「様々な手段で住所の判明した部落解放同盟員への」犯行を開始したと述べました。そして、この事件が単なる脅迫事件ではなく、「明確な部落差別の意図」を持った犯罪行為であることを指摘しました。また1年半にわたって執拗に犯行を繰り返し、「マスコミ報道に接して一度は自ら犯行終結を宣言しながら、『部落民のくせに、あやまれとは生意気だ』などとして日を経ずに犯行を再開する」など、犯行の様態が極めて悪質であること、犯行内容も今回審理される3件の脅迫だけではなく、複数の被害者に対して全体で数百件にのぼる膨大なものであることを述べました。
 「今聞いた検察官の陳述の内容に間違いはありませんか?」と裁判長から聞かれた被告は、はっきりとした口調で「間違いありません」とこたえました。被告の弁護人も、「被告と同様です」と述べました。
 裁判長から今後の立証予定について聞かれた検察官は、(1)既に浦本誉至史さん関連で「名誉毀損」の追起訴をしていること、(2)引き続き浦本さん以外の被害者に関しても「脅迫」「名誉毀損」「署名偽造」等の容疑で捜査を進めており、順次追起訴の方針であることを述べました。
 これを受けて裁判長は、次回公判を05年2月7日と指定し、弁護側もこれに同意しました。次回公判では、事件の全容がより明らかになるものと見られます。

       

第2回公判日程

       

  日程:05年2月7日午後1時30分から

  場所:東京地方裁判所(千代田区霞が関)511号法廷

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部落解放同盟東京都連合会

http://www.asahi-net.or.jp/~mg5s-hsgw/

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