contents

INDEX

更新情報

topics

info

東京の部落

差別事件

狭山事件

地域活動

主 張

人権問題

資料室

Links

 INDEX最近の差別事件連続・大量差別ハガキ事件

都内の同盟員宅に大量の差別手紙・ハガキが

周辺住宅に「○○に住む××は、えた・非人の部落民。気をつけて」などとばらまき、殺害予告まで。(2003.5〜)

 03年5月から、都内に住む部落解放同盟東京都連合会同盟員やその自宅周辺に対して差別ハガキ・手紙・物品が送りつけられる事件が起こっています。その総数は、90件以上、被害者は10数人になっています。
 しかもこの事件の被害は都内にとどまらず、全国で100数十件(東京都内分を除く)、被害者10数名(東京都内分を除く)に登っています。
 今回の差別事件の犯人は、筆跡等から同一人物と考えられます。いずれも他人の名前や住所をかたり、東京都内からハガキや手紙を投函しています。その手口は、同盟員宅周辺に「○○に住む××は、えた・非人の部落民。気をつけて」などというハガキをばらまき、同時に同盟員宅には何度も殺害予告をしたり、身に覚えのない物品を代金引換で送ったりするなどして、実際に「住めなくしようとする」もの、あるいは「恐怖のどん底に突き落とそうとする」ものです。前代未聞の悪質かつ卑劣な差別事件であり、私たちは今、激しい怒りに包まれています。
 あまりにも大きな被害と、内容の深刻さから私たちは警視庁に告訴、警視庁浅草署もこれを受理して捜査を開始しました。12月3日にはこの事件の真相を広く訴える会を文京区内で持ち、新聞やテレビ等もこの事件を報道しました。

被害は深刻。前代未聞の悪質な差別事件

 上の写真を見てください。これは、今回の一連の事件で実際に被害者宅に送りつけられた差別ハガキです。このハガキを送られた浦本誉至史さんは、今回全部で19件の差別的いやがらせ・脅迫をうけています。その内訳は、身に覚えのない物品の送りつけが7件、自宅への差別ハガキ・手紙の送りつけが7件、浦本さんが所属する地域の解放同盟支部にあてて浦本さんを差別する文言を書いたハガキが送られたものが1件、浦本さんの自宅周辺に「○○町××に住む浦本誉至史は特殊部落民のえた非人だ、気をつけましょう」などと書いたハガキをばらまかれたのケースが1件、浦本さんの名前で他人を差別するハガキを出されたケースが2件、浦本さんの名前で特定政党の全国機関誌に浦本さんの思想信条を無視した内容の投書をされたケースが1件です。自宅に送りつけられた差別ハガキ・手紙の内容も極めて悪質で、「死ね」「殺してしまう」「浦本を殺す会」などと、危害を加える予告となっています。明らかな人権侵害、脅迫であり、犯罪です。
 私たちはこんな差別を許しておくことはできません。

犯人は被害者の前にあらわれ、心から謝罪すべき

 犯人は今回の差別ハガキ等の中で、このホームページを見ていることをにおわせています。もし本当に犯人が私たちのページを見ているのなら、以下の文書をよく読んで、真剣に考えるよう強く求めます。
 被害者とその家族が、あなた犯罪行為によって、どれほどの悲しみと憤りに包まれているか、どんな気持ちでこの数ヶ月を過ごしてきたか、あなたは分かりますか。こんなことは「いたずら」では決してすまされない。被害者とその家族の人権を、あなたは一体なんだと思っているのですか。
 もし、あなたに反省する気持ちが少しでもあるのなら、匿名性の陰に隠れて卑劣な行いを続けるのはやめて、被害者の前にあらわれて謝罪して欲しい。被害者の名前や住所を暴き、周辺にまで差別をばらまいておきながら、自分だけ匿名で逃げ隠れするなどということは絶対に許されない。ここまで踏みつけにされ、徹底的に侵された被害者とその家族の人権を、あなたはどうするのですか。
 私たちは犯人が姿をあらわし、真に謝罪するまで、決して犯人を許しません。

《事件を伝える「日経新聞」の記事↓》

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031204AT1G0301T03122003.html

2003.12/10

このページのtopに戻る

e-mail

部落解放同盟東京都連合会

http://www.asahi-net.or.jp/~mg5s-hsgw/

Site Meter