荒川区の地域施設の職員が、03年4月30日、差別的な内容のメモが同施設の裏口ドアに挟み込まれているのを発見しました。
メモの内容は、「エタ死ね!お前たちは日本國民をなめてるのか!いいかげんにしろ 税金ドロボー アホ エター 死ぬれ」という極めて悪質なものです。同メモは、システム手帳のページにボールペンで書かれていました。これは以前報告した、荒川区内の解放同盟員宅ポストに入れられた差別メモ(03年3月7日)と手口が全く同じで、筆跡や内容もよく似ています。今回投書のあった施設と、3月7日に投書のあった同盟員宅は比較的近いこともあり、両投書の犯人は同一人物と推定されます。
今回投書のあった地域施設は、同和対策事業によって建てられた地域の会館であり、部落解放同盟荒川支部員をはじめ多くの地域の人たちが利用しています。このように、今、東京都内では、個別の部落民が身の危険すら感じるような差別事件が起こっています。
2003.6/28