3月7日、荒川区の都営住宅に住む部落解放同盟員の自宅に「エタ死ね」という悪質な差別投書がありました。問題の投書(上写真)は、システム手帳のページを破ったものにボールペンで書かれており、住宅一階の集合ポストの中に投げこまれていました。
仕事を終えて夕方帰宅した同盟員本人がこのメモを発見しました。そのとき被害者は、あまりのことに衝撃を受け、メモを「くしゃくしゃにしてゴミ箱に捨て」ました。しかし夜になってから「こんな卑劣な行為を許しておけない。このままにはしておけない」と考えなおし、翌3月8日、自分が所属する部落解放同盟荒川支部に連絡しました。
こんな投書をした人間に聞いてみたくなります。「あなたは、自分の家にこんなものが投げ込まれたらどう感じますか。安心して暮らすことができますか?」と。皆さんはどう思いますか。
2003.4/3