福島第一原発事故を風化させず被災者と連帯していくことを目的に「2025フクシマ連帯キャラバン」が2025年3月12~15日に福島県で開催され、労働組合・団体の青年を中心にのべ61人が参加。都連青年部も継続して参加し、脱原発への取り組みとともに、それぞれの活動や交流を深めた。

 1日目の団結式では、一人ひとりがキャラバンにたいする思いや脱原発にむけた決意などを語り合った。

 2日目は、「東日本大震災・原子力災害伝承館」「東京電力廃炉資料館」などを見学。いずれも、当時の悲惨な状況の資料・展示などが見られたいっぽうで、まるで風化していることをもって事故が収束している、終わっている、廃炉作業は順調に進んでいるというような印象を感じるものだった。

 3日目は「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」原告の方を案内人に津島地区のフィールドワーク(写真)をおこない、講演をうけた。震災・避難により、家屋だけでなく地域コミュニティや地域の伝統、そして住民間だけではなく家族の関係までもがこわされたと語った。

 4日目は2025原発のない福島を!県民大集会に参加し、被災者の想いを聞くと同時に、脱原発社会にむけた決意をあらたにした。(都連青年部)

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