狭山事件の再審を求める東京集会が2025年9月25日、曳舟文化センターで開催された。主催は、狭山東京実行委員会。
集会は都高教の朱さんの司会で進行され、狭山東京実行委員会の中條議長が主催者挨拶を行った。
続いて、同実行委員会の桐田事務局長から「鑑定人尋問と再審開始実現に向け、新100万人署名運動を推進し裁判所を動かす世論をつくっていこう。石川早智子さんを全面的に支え、石川一雄さんの遺志を引き継ぎ完全無罪判決まで闘いぬこう。10・31市民集会を勝利集会として迎えるため、10月三者協議を山場として闘いを集中しよう。議員立法による再審法改正を実現しよう」との集会基調が提案され確認された。講演は、「狭山事件第4次再審請求審の現状と課題」について、中央狭山闘争本部の安田さんが行った。石川早智子さんのビデオメッセージ上映後、狭山事件の本質は部落差別が生んだ冤罪事件であることを当時の警察による違法捜査やマスコミの差別報道等から説明した。また、東京高裁確定判決の有罪認定根拠は弁護団提出新証拠で合理的疑いが生じており事実調べが必要であること。第4次提出新証拠278点は3次と同一であり、異同確認を理由に審理引き延ばしを図る東京高検の姿勢は不当であること等が述べられた。講演後、都連女性部、狭山青年共闘会議、清掃・人権交流会の3団体からアピールを受けた。最後に、「石川さんの無念を晴らすべく、事実調べ、再審開始、再審法の改正を実現させるための集会決議(案)」を東京同宗連の長谷議長が提案し確認された。最後に都連飯塚委員長の集会まとめと団結頑張ろうで終了した。
