石川一雄さんは、32年もの 獄中生活を強いられ、86歳になっても無実を訴えつづけていましたが、3月に無念のうちに死去しました。その遺志を継いで妻の石川早智子さんが、東京高等裁判所に第4次再審請求を申し立てています。
狭山事件再審弁護団は、これら証拠開示された資料などにもとづいて、専門家がおこなった鑑定を第4次再審請求において新証拠として提出しています。証拠開示されたインク文字資料について蛍光エックス線 分析をおこない、石川さんの家から発見された万年筆は被害者のものとはいえないことを科学的に明らかにした鑑定など、有罪判決の誤りと石川一雄さんの無実を示す新証拠が多数提出されています。
わたしたちは、「無睾の救済」という再審制度の理念、「疑わしきは被告人の利益に」との刑事裁判の鉄則にもとづいて、東京高等裁判所第4刑事部が、弁護団が請求する鑑定人の証人尋問 を一日も早くおこない、再審を開始することを求めます。
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