
狭山事件の再審を求める東京集会が狭山東京実行委員会の主催により、9月25日午後6時30分から曳舟文化センターで開催されます。第4次再審闘争勝利に向け、多くの皆さまのご参加を呼びかけます。
62年間にわたり無実を叫び「不撓不屈の精神で」闘い抜かれてきた石川一雄さんは、本年3月11日、えん罪をはらすことがかなわぬまま、86歳で帰らぬ人となりました。
しかし、石川一雄さんの遺志を引き継ぎ、妻の石川早智子さんが、4月4日付で、第4次となる再審請求を東京高裁に申し立てました。
第4次再審請求審は、第3次再審と同じ東京高裁第4刑事部(家令裁判長)で審理されることが決まりました。狭山再審弁護団は、第3次再審で提出した278点の新証拠をあらためて提出しました。
また、4月11日には「事実取調請求書」を提出し新証拠を作成した11人の証人尋問を求めています。
すでに、第1回三者協議が6月10日に行われましたが、家令裁判長から筆跡や万年筆インクに関する鑑定人尋問の実施には言及がありませんでした。しかし、第3次再審で積みあげた無実の新証拠や意見書は生きており、早急に鑑定人尋問を実施させ、再審開始、無罪判決実現を勝ち取っていかなければなりません。
狭山事件においては、確定判決以降一度も「事実調べ」が行なわれていません。鑑定人尋問等の「事実調べ」を何としても実現させるため、東京高裁への「事実調べ・再審開始」を求める新100万人署名へのご協力をお願いします。
多くの皆様の力で、東京の地から裁判所を動かす世論の高揚を図っていきましょう。
そして、部落差別とえん罪を許さない社会的世論をつくり、事実調べを実現し、再審開始と無罪判決をかちとりましょう。
9・25狭山東京集会を多くの皆さんの結集で成功させましょう。