
狭山東京実行委員会は、3月26日、田町交通ビルにおいて、第30回総会を開催し構成団体から60名が参加した。総会は、真鍋孝幸さん(副議長・東京同宗連議長)の司会で進行され、はじめに3月11日に急逝された石川一雄さん(86歳)に哀悼の意を表し総会参加者全員で黙祷を捧げた。続いて、中條貴仁議長が主催者を代表し挨拶され、桐田達也事務局長が活動報告と活動方針案を提案し確認された。
その後、新役員案を司会者が提案し承認され、中條貴仁さんが議長に再任された。
議事の最後に大塚優子さん(ℓ女性会議)より「石川さんの遺志を引き継ぎ、勝利の日まで闘い続けるための決議」案が提案され、参加者全体の拍手で採択された。最後に部落解放同盟東京都連飯塚委員長のまとめと団結頑張ろうで成功裏に終了した。
確認された活動方針は、①石川一雄さんの闘魂と遺志を引き継ぎ、必ずや狭山再審闘争の勝利の日まで闘い続けること。②これまで積み上げてきた成果を継承させ、第4次再審闘争勝利に向け取り組みを進めていくこと。③4月16日に開催する「石川一雄さん追悼集会」へ参加し闘いの決意をあらたに確認すること④再審の短期化、冤罪の撲滅にむけ、今国会で再審法の改正を勝ち取るため「再審法改正(刑事訴訟法の一部改正)を求める国会請願署名」を全力で取り組むことの4点。総会終了後。第2部として、河村健夫弁護士を招き「第4次再審請求に向けて、及び「復刻版」裁判~差別されない権利の意義」をテーマに学習した。