差別に苦しむ仲間を代表して意見陳述
「部落探訪」削除新潟訴訟第2回口頭弁論



「部落探訪」削除新潟訴訟第2回口頭弁論

「部落探訪」削除新潟訴訟第2回口頭弁論が2025年6月25日に新潟地裁で行われた。

 この裁判は鳥取ループ・示現舎によってウェブサイト上に新潟県内の15カ所の部落(提訴時点)や個人名、経営する会社名が晒された「部落探訪」(現「曲輪クエスト」)の削除と公表禁止(差し止め)、損害賠償を求め、提訴したもの。

 第2回口頭弁論では原告の長谷川委員長(部落解放同盟新潟県連)が意見陳述を行った。新潟県では「寝た子を起こすな」という意識が強く、県民の部落問題に対する理解が進んでいない、まだまだ同和教育が定着していない中で差別的な意識が根強い、とりわけ県民の意識調査では身元調査を容認するとの回答が高いことに見られる県民意識の状況など「差別の現実」を訴えた。また、最近市役所に部落の所在の問合せや運動体の所在を執拗に聞き出す問い合わせが出始めていることは「部落探訪」が影響していると指摘した。差別に苦しんでいる仲間を代表して原告団は勇気を振り絞って立ち上がったと訴えた。

 裁判終了後、弁護士会館で「第2回裁判報告集会」がひらかれ100人が参加した。まず長谷川委員長があいさつ。弁護団報告を河村健夫弁護団長、上野祐弁護士などが行った。部落解放同盟中央本部赤井書記長、関東ブロック各県、「部落探訪」削除裁判新潟訴訟を支援する会などの連帯のあいさつが行われた。

 「部落探訪」削除の取組みには新潟県・市町村行政や幅広い共闘団体、支援する会などが参加し、支えている。新潟県知事は全国知事会にもこの問題を提起している。新潟県ぐるみで差別を許さない取組みがすすんでいる。

 次回は9月19日午前11時、新潟地裁。