ネット上に被差別部落をさらす「部落探訪」(現・曲輪クエスト)の削除と損害賠償を求めた新潟訴訟の第3回口頭弁論と第4回口頭弁論を報告する。訴訟の請求内容は「部落探訪」(17地域・34webページ)の削除、新潟県連を誹謗中傷するwebページの削除、損害賠償請求である。
第3回口頭弁論は2025年9月19日、新潟地裁で行なわれた。報告集会で河村健夫弁護団長は「被告の出した書面は法律的議論とはかけ離れた支離滅裂なもの」と批判した。
中央本部の片岡明幸副委員長のあいさつの後、東京都連、群馬県連、そして長野県連の高橋さんは「私の親戚や地域の人たちは、結婚相手に出身を告げないで結婚している人がほとんど、正月、お盆も地元に帰ってこない人が多い。ネットで部落出身を知るとどんなに大きなショックを受けるかと私は非常に心配している。こうした差別をなくすためにも裁判闘争を支援したい」と述べた。
第4回口頭弁論は昨年12月10日に行われた。報告集会は新潟県連の長谷川均委員長の司会ですすめられた。河村健夫弁護団長は「今回は被告が準備書面と関連する証拠書類を出した。新潟県連を誹謗中傷する記事に関するものである。裁判官は双方に次回期日の3月までに、証人尋問申請や関連する証拠書類などをできる限りすべて出してほしいと述べた。裁判は証人尋問をめぐって大詰めを迎えている」と述べた。
上野弁護士は「今日の被告の書面内容は裁判長も言っていたように繰り返しの内容である。今後の裁判で重要なのは近日中に出される同種の埼玉裁判の判決である。この判決が新潟訴訟にとって重要である。この判決を踏まえて書面などを提出する」と述べた。
