部落解放同盟東京都連合会と同和問題にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議との第26回交流懇談会が、2025年3月14日、天台宗浄名院照隅殿で開催された。都連からは11人が出席した。
開会にあたって双方の代表者があいさつをした。「東京同宗連」の真鍋孝幸議長は、狭山事件の石川さんの訃報を受け、交流の思い出を話された。都連の飯塚康浩委員長は、石川さん亡き後も狭山再審闘争を継続して勝利すること、4月1日施行の「情報流通プラットフォーム対処法」を注視し、「包括的差別禁止法」と国内人権委員会の創設につなげていくことを呼びかけた。
続いての活動報告では、櫛笥亮恵「東京同宗連」事務局長から、水平社博物館や洞部落資料館の見学とフィールドワークなどの研修を実施してきたことが報告された。
都連からは近藤登志一書記長が、「全国部落調査」復刻版出版差止め裁判、狭山再審闘争と再審法改正、若い世代の人権意識についての課題などの問題提起を行った。
交流会終了後、場所を移して懇親会を行った。