2025年度区民企画同和問題講座の第2回目を、11月16日(日)午後1時30分から足立区勤労福祉会館第二洋室で開催します。
前半は東日本部落解放研究所事務局長の鳥山洋さんから「歴史から考える部落問題」をテーマに講演を受けます。
部落問題・部落差別は、歴史の中で形成されてきた偏見に基づく問題、といわれます。日本史の中で近世という時代に「被差別身分」と位置づけられた人々につながる、と見なされた人々に対する差別です。近年、歴史研究が進み、近世の身分制度や被差別身分と位置付けられた人々についての理解も、従来と変わってきた点が多々あります。ですが、学校での教育や社会啓発、研修において、こうした近年の研究成果が必ずしも充分に踏まえられているとは言えません。では、被差別身分と位置付けられた人々に対する偏見は、どこがどのように「偏って」いるのでしょうか。こうしたことを考えることを通じて、差別に気付き、差別をなくしていく取り組みにつなげていただければと思います。
また、後半は「皮革小物」の制作を行います。今回はかわいいポーチを作ります。皮革と足立のつながりを踏まえ、参加者全員による体験型学習です。(足立支部)
