
「未来は変えられる!戦争ではなく平和なくらしを!2025憲法大集会」が2025年5月3日に「平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委員会」の主催により、有明防災公園で開催された。「改憲発議を許さず、憲法をいかし、平和・いのち・くらし・人権を守ります」などのスローガンのもと、都連参加者を含め約3万8000人が参加した。
実行委員会代表の菱山南帆子さんは、開会あいさつで、「憲法大集会を始めてから10年、幾度となく訪れた改憲の危機をはね返してきたのは憲法集会を中心とした粘り強い市民運動があったからだ」「かつて侵略戦争で世界を壊し、自滅してきた日本は、ミサイルで戦争をつくり出すのではなく、憲法をもって平和をつくり出すときだ」と訴えた。
続いて、植野妙実子さん(中央大学名誉教授・憲法学)、田中煕巳さん(日本原水爆被害者団体協議会・代表委員)、古賀茂明さん(政治経済評論)がスピーチ。田中さんは、「私たちの努力を引き継ぎ、世界中に広めていただきたい」と呼びかけた。政党・会派からの連帯発言は、立憲民主党の辻元清美代表代行、日本共産党の田村智子委員長、れいわ新選組の櫛渕万里共同代表、社会民主党の大椿ゆうこ副党首、参議院会派「沖縄の風」の伊波洋一代表が行った。その後、全参加者が、「LOVE憲法、世界に平和を」などのプラカードを掲げ、アピールを行った。市民連合からは、佐藤学東京大学名誉教授が連帯あいさつし、リレートークでは、沖縄問題を崎浜空音さん、ジェンダーを高井ゆと里さん、国際連帯を高橋千絢さんと源島菜月さんがアピール。行動提起の後、参加者全体で合唱し集会を終了した。