インド子ども人権基金・入会案内
〜子どものすこやかな未来のために〜

「インド子ども人権基金」とは
「インド子ども人権基金」はインドのタミルナード州のチェンナイ市を中心とした都市スラムや農村スラムの子どもたちの就学援助のために毎月継続的にサポートしていただける里親(子どもの就学援助を目的としたもう一人の「保護者」)を募り、現地のパートナー団体「ダリット文化協力協会」(代表・エリー・キャロリン・弁護士)と連携をはかりながら里親と子どもの直接的な市民国際交流を推進する団体です。この子どもたちはダリット(被抑圧者=不可蝕民)とイルラー(先住民族)の子どもたちで、インドのカースト制度というヒンズー教の身分制度によって、「不可蝕民」として差別と抑圧、貧困を強いられてきた人々です。そしてこの貧困は児童労働、不就学、中途退学、そして、不安定就労という悪循環となっています。教育をつけて、新たな就労を切り開く以外にその悪循環を断つことはできません。私たちは社団法人東京部落解放研究所が主催するインド人権スタディ ツアーを契機に、インドのダリットに対する差別の実態を学んできました。その中で、身分差別と貧困を克服するためには、特に子どもたちの教育支援の必要性を痛感しました。私たちができることは何か?そんな問いかけを具体化するために、子どもたちへの就学援助という直接的な支援をおこない、あわせて具体的な国際的市民交流を通して児童労働の撤廃や不就学児童や中途退学の解消などを目的に「インド子ども人権基金」を立ち上げることにしました。

 インドの子どもたちのへの就学援助を
 私たちは子どもたちの初等教育(日本では小中学校)の10年生までの就学援助をするために里親を募集することにしました。里親は月々3.000円の寄付で子ども1人を就学させることができます。里親は個人でもグループでも団体でも里親が就学援助を無理なく継続できるスタイルで募集します。里親には写真付きの子どもたちのプロフィールをお届けします。里親が就学援助をするインドに住むもう一人の子どもと手紙で交流することもできます。また、年1回ひらくインド人権スタディ ツアー国際人権セミナーにご参加いただければ、子どもたちの生きた現実にふれ、子どもたちのおかれている社会的背景への理解も深まります。

 インドの教育制度について
 インドの教育制度は学校年度が4月1日〜3月31日であり、3学期制となっています。学制は1年生(5才)〜10年生(14才)までが義務教育であり、5・3・2制です。年に4回の進級テストがあり、留年もあります。10年生の最後の進級テストは高校(11・12年生)への入試で、その後、高校から大学(13〜15年生)のときに入試があります。私立学校では英語で授業がおこなわれていますが、公立学校では州の言語で授業がおこなわれています。入試や高等教育では英語が使用されるために、私立学校に入らないと10年生の入試にパスするのは事実上困難になっています。

 パートナー団体の紹介
 就学援助を現地で支える協力団体の「ダリット文化協力協会」(代表・エリー・キャロリン・弁護士)はタミルナード州政府登録団体です。「ダリット市民協力」という青年組織や「女性意識改革運動」という女性組織と共に、ダリットの自立と差別の解消をめざして都市と農村のダリット居住地区で自立支援活動をおこなっています。

 入会案内
 正会員・賛助会員
●賛助会員になって「インド子ども人権基金」活動を支えてください。基金の活動に賛同される方は、どなたでも会員になれます。会員には年二回のニュースレターやセミナー、スタディ ツアーのお知らせをお届けします。また、活動を共に担っていく正会員(個人)も募集しています。
●添付の郵便振替用紙でお近くの郵便局から年会費をお振り込みください。
正会員 年会費 個人 4.000円
賛助会員 年会費 1口 2.000円 個人(1口以上)/団体(10口以上)


 「インド子ども人権基金」募金
 インドのもう一人の子どもに未来をひらく教育を
●あなたも里親になってインドの子どもたちの就学を支えてください。毎月のご寄付を継続することで、子どもたちのすこやかな未来がはぐくまれます。子どもの写真付きプロフィールをお送りします。里親として手紙を通じて子どもたちと交流することができます。年2回のニュースレターやセミナー、スタディ ツアーのお知らせをお届けします。
●添付の郵便振替用紙でお近くの郵便局からご寄付をお振り込みください。
 里親サポーター月額 3.000円で1人の子どもの小中学校へ行くための就学援助をすることができます。経済的にも無理のない関わりができるように、私たちが3人の里親を子ども1人に縁組みをして、里親一人当たり月額1.000円のご寄付での就学援助もできます。また、団体で何人かの子どもを就学援助することもできます。また、上記の継続的支援の他に、出きる時に年に何回でも1口3.000円からの就学支援もできます。
   ◎継続的支援
      ◆月額 1.000円の支援
      ◆月額 3.000円の個人支援
      ◆月額 3.000円×( )人の団体支援
   ◎自由支援
      ◆1口3.000円(  )口

「子ども教育設備支援プロジェクト」募金
●タミルナード州のプティランコッタイ村のダリットとイルラーの子どもたちの通う公立の小学校と中学校では、設備が不十分で1年生から4年生までは上写真の青空教室です。設備の他に教員の数、イスや机も十分にありません。毎年ツアーで訪れるダリット居住地域の学校で子どもたちが少しでも学習のできる教育環境を整えようとイスと机を贈るプロジェクトをはじめます。

「インド子ども人権基金」活動を支える募金
●「インド子ども人権基金」活動はインドと日本の相互交流をしながら、差別と貧困を克服し、子どもたちの教育と未来をはぐくむ市民活動です。賛助会費の他に活動維持のためのご寄付を募っています。
● 添付の郵便振替用紙でお近くの郵便局からご寄付をお振り込みください。

会費・募金の送金先
*郵便振替で下記口座番号へお振り込みください。
口座記号番号00120-9-670138
加入者名 インド子ども人権基金

問い合わせ先
インド子ども人権基金(NPO法人設立準備会)
Foundation for the Human Rights of Children in India (FHRCI)
 〒111-0024 東京都台東区今戸2-8-5
   電話 03-3874-7332 fax 03-3874-7313

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