雇用における性差別を考える

第16回就職差別撤廃東京集会へ参加を


 就職差別撤廃東京集会実行委員会は6月3日(水)13時から第16回就職差別撤廃東京集会を浅草公会堂でひらく。参加費は千円。申し込みは実行委員会・電話・3874・7332へ。
 この集会は1998年6月発覚した雇用における身元調査事件をきっかけに、あらゆる雇用の場で就職差別をなくし公正な採用選考の確立を目的にひらいている。毎年、東京都の就職差別解消月間の6月に行政と民間団体が協力をし、経済界などの幅広い後援を得て開催している。公正な採用選考は、企業経営において企業の社会的責任として重要な課題であり、公正採用選考の研修や教育等のとりくみが重要になっている。また、キャリア教育に公正採用選考を位置づける事も重要な課題となっている。
 今回の集会では「今日の公正採用選考と女性〜同和対策審議会答申50年と部落地名総鑑事件40年を踏まえて〜」をテーマとし、公正採用選考人権啓発推進員制度の社会的広がりを踏まえ、雇用と性差別、今日の公正採用選考の課題を考える。
 集会では主催者あいさつ&基調報告を炭谷茂実行委員長(社会福祉法人恩賜財団済生会理事長)、来賓あいさつを村松明典・東京都産業労働局総務部長、記念講演を「男女雇用機会均等法の30年|雇用における性差別を考える|」をテーマに浅倉むつ子・早稲田大学大学院法務研究科教授がおこなう。また、報告1「新規学校卒業者を取り巻く採用・選考の課題」を赤尾浪広東京労働局職業安定部職業対策課長補佐、報告2「高校生の進路保障の現状と課題」を東京都同和教育研究協議会の桐畑善次さんがおこなう。
 就職差別の撤廃へ積極的な参加を呼びかける。