就職差別撤廃東京集会実行委員会は６月13日（火）13時、「セクシュアル・マイノリティの雇用と人権」をテーマに第18回就職差別撤廃東京集会を浅草公会堂でひらく。
　参加費は千円。申し込みは実行委員会・電話・３８７４・７３３２へ。

　この集会は1998年6月発覚した雇用における身元調査事件をきっかけに、あらゆる雇用の場で就職差別をなくし公正な採用選考の確立を目的にひらいている。毎年、東京都の就職差別解消月間の６月に行政と民間団体が協力をし、経済界などの幅広い後援を得て開催している。公正な採用選考は、企業経営において企業の社会的責任として重要な課題であり、公正採用選考の研修や教育等のとりくみが重要になっている。また、学校におけるキャリア教育（労働法教育）の中で公正採用選考学習を推進する事も重要な課題である。
　今回の集会では「セクシュアル・マイノリティの雇用と人権」をテーマとして、、公正採用選考の課題を考える。
　集会では主催者あいさつ＆基調講演を炭谷茂実行委員長（社会福祉法人恩賜財団済生会理事長）、来賓あいさつを寺﨑久明・東京産業労働局総務部長、記念講演を「セクシャル・マイノリティの雇用と人権」をテーマに梅田恵・日本アイ・ビー・エム株式会社人事ダイバシティー企画担当部長がおこなう。また、報告1「新規学校卒業者を取り巻く採用・選考の現状と課題」を島村正弘・東京労働局職業安定部職業対策課長補佐、報告2「高校生の進路保障の現状と課題」を東京都同和教育研究協議会がおこなう。
　2015年10月の若者雇用促進法施行から、公正採用選考教育は企業のみならず、学校教育の重要課題となっている。公正採用選考教育の推進と就職差別の撤廃へ積極的な参加を呼びかける。