就職差別撤廃東京集会実行委員会は6月3日、第16回就職差別撤廃東京集会を浅草公会堂でひらき、600人が参加した。
集会では主催者あいさつ&基調報告を炭谷茂実行委員長(社会福祉法人恩賜財団済生会理事長)、来賓あいさつを村松明典・東京都産業労働局総務部長、記念講演を「男女雇用機会均等法の30年|雇用における性差別を考える|」をテーマに浅倉むつ子・早稲田大学大学院法務研究科教授がおこなった。また、報告1「新規学校卒業者を取り巻く採用・選考の課題」を赤尾浪広東京労働局職業安定部職業対策課長補佐、報告2「高校生の進路保障の現状と課題」を東京都同和教育研究協議会の桐畑善次さんがおこなった。
参加者のアンケートによれば4つの講演と報告はいずれも好評だった。特に浅倉むつ子さんの記念講演は判例などわかりやすく話され性差別の実態がよくわかったという感想もきかれた。そして、浅倉さんは「男性の働き方を変えなければ女性の活躍できる社会にならない。大きな展望を持って社会から雇用差別をなくそう」と呼びかけた。
来年の第17回就職差別撤廃東京集会は2016年6月3日(金)浅草公会堂で開催の予定。