部落解放同盟東京都連合会
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《狭山事件情報030210》

      

発信日03年02月10日、通算第33号

           

 今日は、受信者の内藤さんからいただいた「波崎事件」に関するニュースをお届けします。

緊急報告―波崎(はさき)事件の富山さんの外部治療をもとめて

〈内藤さんのメールから抜粋〉
 波崎事件は2000年3月に第2次再審が棄却され、現在異議審を申請中です。3年近くたっても東京高裁刑事第1部(?)は結論を出していません。波崎事件対策連絡会議メンバー一同は富山さんの年齢、85歳と健康状態を考え、裁判所は無責任且つ狡猾に結論を出さず、このまま獄中死を待っていると考えています。そこで、昨年12月6日に東京拘置所長宛に恩赦請求を提出しました。1月に入り富山さんの病状は急激に悪化、1月27日連絡会議代表の篠原道夫さんが面会に行った際、ICU(集中治療室)に入っていて、ほとんど会話が成り立たない状態でした。このままでは死んでしまうとの外部の医者の判断から、監獄法43条(病気等の場合の搬送)に則り、富山さんの外部治療機関への搬送手続きを、2月7日にとりました。拘置所側がどのような判断をしてくるか不明ですが、搬送を認めない場合は、保坂国会議員などの力を借りて、働きかけようと考えています。

 内藤さんは、狭山事件の再審を求める活動をなさっている方ですが、同時に波崎事件の再審を求めた救援活動にも積極的に関わっていらっしゃいます。
 波崎事件については下記のサイトで詳しく紹介されています。

《波崎事件の再審を考える会HP》
 http://www.asahi-net.or.jp/~VT7N-YND/

 また、内藤さんが波崎事件について書かれた文書をデータでいただいたので(長文のためこのメールニュースには付けられませんが)、もし「読んでみたい」と思われる方は、当方までメールを頂ければ個別に送らせていただきます。
 個別のえん罪事件は、一見関係ないようでいてその実大変密接な関係があると思います。私個人は、甲山(かぶとやま)事件などからそのことを教えられました。他のえん罪事件から学ぶものは本当に多いです。

「補充書」公開9まで進みました。

 2002年10月31日に狭山弁護団が最高裁に提出した「補充書」の公開ですが、下記のページに9までUPしました。まだ1/3くらいです。がんばります。

「狭山事件特別抗告補充書」
 http://www.asahi-net.or.jp/~mg5s-hsgw/siryou/sayama_jiken/hojyuushyo/

          

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