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発信日02年5月13日、通算第22号
★東京の青年29人が狭山現地調査をおこないました
昨日(5月12日)、東京の青年たち29人が、狭山事件の真相を確かめようと狭山市で現地調査を取り組みました。この取り組みを企画したのは、自治労東京都本部青年部・東京水道労働組合青年女性部・部落解放同盟東京都連合会青年部の代表たちです。
当日はこの三団体に所属する青年の他に、「友だちから話を聞いて、自分も興味があったから参加してみた」という一般参加の青年もいました。全体の半数以上がはじめて狭山に来たという青年たちで、とてもフレッシュな現地調査でした。
午前中地域の集会所を借りて事前学習をしました。狭山事件のビデオ(朝日TV制作の「ザ・スクープ」)見て、その後石川一雄さん早智子さんからの訴えをうかがいました。石川さんは「私は自白をしてしまったために青春を奪われ、皆さんにもご迷惑をかけることになってしまった。でも、何とか一日も早く自由な身になって、残りの人生を有意義に過ごしたい。解放運動をがんばることでみなさんに恩返しもしたい。お願いばかりで申し訳ないが、何とか力を貸してください」と訴えました。
午後の現地調査では、みんなで石川さんの自白通りに事件当日の足取りをたどってみました。「時間が合わない。これでは石川さんと被害者はすれ違ってしまって犯行が成立しない」「周囲に何人も人がいるのに、誰も二人を目撃していない。第一、人がいるところで誘拐・殺人なんかやらないのではないか」といった感想が出されていました。
「鴨居の上の万年筆」を確認した後、もう一度集会所に戻って交流会をしました。石川さんは3時から別の要件があったので参加できませんでしたが、早智子さんが一緒に参加してくれました。
自己紹介をしながら一言づつ感想を話したのですが、「石川さんは無実なのに青春を奪われてしまった。悔しい」と声を詰まらせながら述べた青年、「はじめて参加してうまく言えないけど、なんかこれって警察のずるじゃん、私、許せません」と一生懸命話した青年、一人一人が借り物ではない自分の言葉でこの日感じたことを語っていました。早智子さんからは、「一雄さんも私も、若い人がこんなに来てくれてほんとにうれしい。友だちを誘ってきてくれた方、きょうだい三人で参加してくれた方、自治体の職場で働きながら狭山のことを考えてくださる方々、本当にありがとう」と述べておられました。
説明役として私(浦本)も参加しましたが、いつになく新鮮で感じるところの多いよい現地調査でした。石川さん、早智子さん、参加者の皆さん、本当にご苦労様でした。(浦本)
★各地の取り組み(5月23日の中央集会にむけて)
・5/16
8:30〜
名称:石川さんと共に狭山再審勝利するまで闘うぞ、墨田集会
会場:墨田区社会福祉会館(東京都墨田区東墨田東墨田2-7-1)・5/17
17:30〜18:30頃まで
名称:特別抗告審闘争勝利にむけた大井町駅大情宣
場所:東京JR大井町駅(イトーヨーカ堂前)
18:30〜
名称:異議申し立て棄却はデタラメだ! 狭山事件学習会
会場:練馬区厚生文化会館(東京都練馬区練馬4-2-3)
・5/18
名称:『冤罪事件と司法改革を考える』狭山事件を考える越智今治の会公開学習会
会場:玉川町公民館(愛媛県越智郡玉川町摺木 玉川町役場隣)
15:00〜16:00
名称:「石川一雄さん・早智子さんからの訴え(仮)」
会場:三重県松阪市立第4小学校体育館
19:30〜21:00
名称:「第8回 狭山事件を考える鈴鹿市民の集い」(石川一雄さん・早智子さんとともに)
会場:三重県鈴鹿市一ノ宮団地解放センター遊戯室
(問い合わせ:狭山事件を考える鈴鹿市民の会、sayama-s@plum.freemail.ne.jp)
・5/22
17:30〜
名称:狭山事件の真相訴える都内3ターミナル街頭宣伝
場所:池袋東口(担当は関東)、新宿西口(担当は近畿東海)、渋谷(担当は中四国・九州)
・5/23
13:00〜
名称:狭山事件の再審求める中央集会
会場:日比谷野外音楽堂(東京都千代田区日比谷公園)
主催:部落解放同盟中央本部、部落解放中央共闘会議、部落解放地方共闘全国連絡会議
規模:4000人
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e-mail : mg5s-hsgw@asahi-net.or.jp |