全国水平社の旗に由来する私たち部落解放運動のシンボルです。水平社宣言とともに全国水平社の結成メンバーの一人・西光万吉(さいこうまんきち)が考案しました(1923年)。
赤い荊冠は、水平社宣言にある「殉教者がその荊冠を祝福されるときがきた」という言葉に象徴されているように、被差別の苦闘の歴史の中で生き抜いてきたわたしたちの誇りを意味し、黒い背景は差別のある厳しい世の中を意味していると言われます。全体として、差別を跳ね返し、被差別者として誇りを持って生きていくという理想を表現しています。
部落解放同盟は、現在この伝統的な荊冠旗を、白い星をあしらったうえで赤字の布の左肩につけて使用しています。