5月8日、同11日、つづいて7月17日、東京都食肉市場に連続して悪質な差別投書が届いていたことが分かり、部落解放同盟東京都連合会はこの件で東京都と話し合いを持ちました。
差別投書の内容は「屠殺場で働いている非人連中共へ」「人間の形をしていても、てめえらは人間じゃねえ」などと、きわめて悪質なものです。5月8日の投書は上野郵便局管内から投函されたもので5月4日消印つき、11日の分は荒川郵便局管内からで5月8日の消印がついていました。7月17日分の消印は本所郵便局でした。全て東京都内で投函されたものでした。
東京都食肉市場では、場長が業界関係者や全管理職に口頭で事件を報告し、見解を表明しています。しかし、事件の問題性が十分に浸透しているとは言えない状態です。
食肉関連産業は伝統的な部落産業であり、私たちの誇りです。私たちはこのような差別を許すことができません。部落解放同盟東京都連合会は、この問題に関連して今後も取り組みの重要性を訴えていきます。
2000.5/8、5/11、7/17