2002年2月5日、8日、中野区の清掃事務所内のトイレで悪質な差別落書きが連続して三つ発見されました。
一つは、清掃事務所の4F男子トイレの個室に書かれていた(2月5日発見、上の写真)もので、「管理係長は ぶらくえかえれ」という内容でした。筆記具は黒色のボールペンです。あとの二つは、同事務所の4F男子トイレ(線路側)と1F男子トイレ(道路側)の個室で、2月8日に発見されたものです。
この「ぶらくにかえれ」という文言は、95年に東京都清掃局千歳事業所(当時)でおきた差別事件で使われた言葉です。この事件は95年10月7日、千歳事業所に勤務していた解放同盟八王子支部員Aさんの書類箱に「ブラクニカエレ
」と書いた差出人不明のメモが投げ込まれたという事件でした。
Aさんは「人を責めるのに部落を引き合いにだし、差出人不明でするやり方は卑劣だ。この事件は自分だけの問題ではない。自分は親が解放運動をやっていたからよかったが、もし部落出身をかくしている仲間だったら職場をやめていたかもしれない」と思い、泣き寝入りせずに差別糾弾闘争に立ち上がりました。その後、東京都清掃局(現・環境局)との話し合いの結果、局としての取り組みが進められてきたという経過があります。
2002.2/5・8