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明治公園で悪質な差別落書
人権教育・啓発の取り組み強化を

 4月26日(土)明治公園内のトイレで悪質な差別落書が発見された。東京水道労働組合の役員から都連に連絡があり発覚したもの。当日はテープを貼り見えないよう処置した。内容は「○○○のラーメンはきたない社長はエタだ」と油性のマジックで書かれたもの。

 4月29日(月)には都連、東京都人権部、(財)東京都公園協会の三者で現場確認をおこない、記録後に消去の措置をおこなった。明治公園は都立公園であることから都人権部が公園所管局の建設局と連携し、その後の取り組みをおこなった。
 まず、差別落書が書かれた日が確認された。同公園内のトイレは25日(金)の清掃時にはなかったので、清掃後に書かれ26日に発見されたことが判明した。また、4月29日以降当分の間、公園協会が毎日巡回し、5月20日の時点では、再発していない。また、5月7日に公園サービスセンター長名の警告文を掲出した。内容は「過日、当トイレ内において、差別落書きがありました。こうした行為は『基本的人権の尊重』に反するものです。・・・公園内にて差別落書きを発見されましたら、サービスセンター職員までご連絡ください。(連絡先の電話番号)」である。
 今回の差別落書の内容は極めて悪質である。東京都はこのような差別落書きの再発防止のために人権教育・啓発と取り組みを強化しなければならない。

(2008.09/26)

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