2002年7月25日、有楽町のビルの男性用トイレで悪質な差別落書きが発見されました。このビルを管理している企業からの連絡で分かったものです。発見された差別落書きには、個人名をあげて「○○は同和の出身者 だから同和の人は皆○○会(という宗教団体)に入る」と書いています。個人やその所属する宗教団体を、部落差別を利用して落としめようとする悪質な差別落書きです。
実は、1998年に隣接するビル(同じ企業が管理している)の地下男性用トイレで、ほとんど同様の差別落書きが見つかっています。そのときの内容は「士農工商エタ」と書いた上で、特定の宗教団体を「エタ以下」であると差別したものでした。二つの差別落書きが対象とした宗教団体は同一の団体です。両落書きの筆跡も酷似しています。
2002.9/2