重大な局面を切り拓こう
狭山事件の再審を求める墨田集会
狭山闘争の重大な局面に勝利を切り拓こうと、四月二十三日狭山墨田集会をおこない、90人の参加があった。墨田では、毎年6月に地域での狭山集会をひらいていますが、今年は「東京高裁の勧告」という事態を受け、日程を早めました。主催の部落解放墨田区民共闘は集会に向けて高検宛のハガキ運動、ゼッケン作りを取り組み、また、錦糸町駅での大宣伝・署名活動も行い万全の準備で当日を迎えました。
集会は、石川さん夫妻の力強いアピールから始まりました。石川さんは「勧告に従えという世論を拡げていただきたい。今度こそと全力でたたかう」、早智子さんは「狭山は確実に動いてます。みなさんの力が動かしました。本当の山場に勝ちたい」と二人とも熱い決意で呼びかけました。石川さんから「健全な 社会生活 自由のため 旧態依然の 司法を糺す」との歌も披露されました。
集会のメインは狭山弁護団の河村健夫弁護士の講演で、「証拠開示勧告の意味」についてわかり易くはなされました。証拠開示を事実調べにつなげていく事や検察官による「不存在」回答を絶対にさせない運動を作ることなど「今なすべき事」などが話されました。
最後にゼッケンをつけた解放共闘の仲間が前に並び、これまでの取り組みや集まったハガキの紹介、そして、五月十二日の中央集会に全力で取り組もうと元気いっぱいの呼びかけをしました。
(墨田支部)