『部落の歴史像−東日本から起源と社会的性格を探る』
著者:藤沢靖介(東日本部落解放研究所事務局長)
(株)解放出版社 定価2600円 四六判 304頁
東京や関東の被差別部落の歴史研究の最新の成果から、新たな部落像を提起。
被差別部落民とは「最下層に位置づけられ差別された」と、常に受動的に語られるべき存在なのだろうか…。
運動と研究の日々のなかで抱いてきた、差別感に満ちた部落像への疑問。部落史の見直しが進むなかで、東日本部落解放研究所事務局長が、東日本の史料を集大成し平易に読み解く、もっとも誠実に部落の実像に迫った書。
2001年刊。