都連第59回大会を成功させよう
部落差別解消推進法の具体化へ解放運動の前進を


 都連は、第59回定期大会を5月20日(日)午後1時より、台東区民会館8階第2会議室で開催する。

 今年の大会は、重要な闘いの最中に開催される。それゆえ、これら闘いをより強化していく大会にしていかなければならない。その闘いの第1は、「全国部落調査 復刻版」発行・販売・ネット公表を許さない糾弾闘争である。共同闘争で差別主義を社会的に包囲し、裁判闘争を中心に糾弾闘争を強化し勝利していこう。第2に、「部落差別解消推進法」の意義を確認し、この法律を部落差別撤廃に向けた行政闘争の強化に活用していく取り組みを強めよう。第3に、裁判長が交替し最大の正念場を迎えている狭山第三次再審闘争に勝利するため、裁判所を動かす社会的世論を地域からつくっていこう。第4に、安倍政権の「憲法改悪」を許さない闘いを多くの市民との連帯で進めていこう。第5に、都連の部落解放運動は、労組、企業、宗教者、被差別当事者などとの反差別・人権のネットワークという横のつながりの中で進められている。差別排外主義や国家主義が強まる中、これまでの闘いの成果を継承しながら、若い世代とのつながりも目的意識的に図り、格差・貧困社会からの脱却をめざす人権のまちづくり運動も含めて反差別・人権ネットワークを更に拡大、強化していく取り組みを前進させていこう。

 今日の差別主義の強まりという状況において、「部落差別解消推進法」が成立し、部落解放運動は新たな段階に入ったといっても過言ではない。次世代に継承する運動と組織の方針を確立し、団結をかちとっていく大会にしていかなければならない。多くの同盟員の参加で大会を成功させよう。