「WARmericaの運命」(金哲民監督)上映会が6月23日、ふらっとにっぽりで開かれた。
これは「朝鮮半島の統一 民族の和解 平和なアジア 差別のない社会」をメインスローガンに毎年開催している統一マダン東京のプレイベントとしての開催。
映画は、アメリカの一極支配の没落と新たな世界秩序が構築される多極化時代の様相や第一次世界大戦以降に米国が戦争で利益を得ながら一極支配を確立する過程を描き、現在の米国の一極支配が崩壊し、共存共栄の多極化時代へと進む世界各国の動向や民衆のデモ、それに反転するように格差社会が深刻化する米国を映し出した。
作品には、停戦70年を迎え、世界に類例のない長期間の戦争体制が続く朝鮮半島の情勢を一刻も早く終わらせ、平和協定の締結、そして朝鮮半島の統一を望む市民の声が込められていた。
続いて、6人の方よりアピールがあった。そのうち、都連の近藤書記長から、狭山第三次再審闘争では4月19日の三者協議で、弁護団が図や写真をパワーポイントを使って第三次再審請求の全体像について説明した。引き続き11人の鑑定人尋問等を東京高裁に求めていくと話した。また示現舎との闘いでも示されたとおり、包括的な差別禁止法が必要だと発言した。
今年の統一マダン東京は、「差別のない平和なアジアをともにつくろう」をテーマに、11月3日(祝・日)15時より日暮里駅前イベント広場で開催される。