沖縄の状況は明日の日本全体の状況
第2回憲法改悪を許さない東京東部大集会



 4月26日(金)午後6時30分からカメリアホール(亀戸文化センター)で第2回憲法改悪を許さない東京東部大集会がひらかれ、400人が集まった。主催は同集会実行委員会で37の団体が賛同した。都連では東部地域の荒川支部、江東支部、墨田支部、台東支部が賛同した。

 集会はみずま雪絵さん(葛飾区議会議員)の司会で、中村まさ子さん(前江東区議会議員)の主催者あいさつで始まった。続いて、田中優子さん(前法政大学総長)が「新たな戦前にストップ憲法改悪を許さない」と題して講演を行った。

 田中さんは冒頭で「憲法の問題は戦争に直結する問題である。私たちがもつべき意識は憲法が守られているのか、無視されているのかであり、常にチェックしていかなければならない」「岸田首相が訪米したが、自衛隊がアメリカの軍事システムに組み込まれつつあることがより明らかとなった。沖縄で起きていることをしっかり見ておかなければならない。沖縄の状況は明日の日本全体の状況なのだから」と話された。

 そして、戦後直後からはじまる「新しい戦前への道」の過程と今日の国家安全保障戦略・安保3文書の中身について「憲法が守られているかどうかは人権が守られているかどうかであり憲法は人権が中心である」と述べ、現憲法が人権を大切にしていることが語られた。

 最後に「戦争を回避する、戦争をしない状況に持ち込むために、声をあげうねりにする、正確な情報を獲得すること。基準となるのは沖縄、沖縄を見失わないようにすることだ」と強く訴えた。

 集会アピールが遠藤ミホさん(墨田区議会議員)から提案され、行動提起と閉会あいさつで集会を終えた。

(墨田支部)

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