人権政策確立、狭山闘争勝利などの方針案が承認
都連 第65回定期大会



部落解放同盟東京都連合会 第65回定期大会

 都連は第65回定期大会を6月2日、台東区民会館で開催し、各支部から代議員など90人が参加した。

 大会は堀共闘部長の司会で開会し、大会を進行する議長として眞田志穂さん(江東支部)、古田伸行さん(足立支部)が選任された。議事は、都連女性部の石居みよ子さんの水平社宣言朗読から始まり、主催者挨拶、下記の来賓から挨拶を頂いた。

 飯塚委員長は主催者挨拶で「平和なくして人権なし、人権なくして平和なしという言葉を心に刻み、部落解放運動の立ち位置から、平和を守るための取り組みを進めていかなくてはならない。『全国部落調査』復刻版出版事件裁判は最高裁へ上告しているが、東京高裁の判決で認められた差別されない権利を闘いの成果として確立していくことが重要だ。狭山第3次再審闘争は最大の山場を迎えており、万年筆インクの鑑定と11人の鑑定人の証人尋問を求める署名もさらに推進し、事実調べをなんとしても実施させなければいけない。部落完全解放に向けて一致団結して取り組んでいこう」と呼びかけた。

 議案審議では、2023年一般活動報告、財務報告、財務監査報告、規律委員会報告、2024年度一般運動方針案、予算案、役員選考委員会報告などがそれぞれ提案、承認され、2024年度を闘う方針と新たな執行体制が確立された。

 大会では、部落解放・人権政策の確立、狭山第3次再審闘争の勝利、復刻版裁判上告審闘争の勝利など7項目の課題別方針が承認された。

 挨拶を頂いた来賓は以下の通り。

和田献一部落解放同盟中央執行委員、臼井敏夫部落解放・人権政策確立要求東京実行委員会会長、若林和彦・東京都総務局人権部人権部長、吉住健一・特別区長会会長・新宿区長、中條貴仁・狭山東京実行委員会・東京平和運動センター議長、服部雅幸・東京人権啓発企業連絡会理事長、石川大我・立憲民主党・参議院議員、桜井夏来・社会民主党東京都連合政策委員長、くしぶち万里・れいわ新選組共同代表

  pagetop