部落差別の撤廃、平和と人権の社会をともに築く決意を固める
都連 2024年 新年旗開きが盛会



都連 2024年新年旗開き

 都連は1月22日、2024年新年旗開きをアートホテル日暮里ラングウッドでひらいた。ここ数年はコロナ禍で開催を見合わせざるを得なかったため、4年ぶりの開催となった。

 旗開きでは、大西副委員長が司会をし、主催者挨拶では飯塚委員長が「今年の最重要課題は3つ。一つ目は、包括的差別禁止法の制定と国内人権機関の創設。現在の法制度では人権侵害を受けた被害者は裁判でしか救済できず、それでは時間も費用もかかりすぎてしまう。一刻も早く救済するためには差別禁止法や国内人権機関が必要不可欠だ。次に、狭山の課題。第3次再審闘争では、既に54万筆を超えている事実調べを求める署名をさらに積み上げながら再審の開始と完全無罪を実現していく。次に平和の課題、21世紀は人権の世紀と言われているが、世界各地で戦争によって命が奪われている。平和を望むすべての人々と手を携え、平和な社会の実現に向けて取り組んでいきたい」と新年の挨拶をした。

 そして、都連の飯塚委員長、東京人権啓発企業連絡会の服部雅幸理事長、東京都人権部OBの田村初恵さんが鏡開きを行なった後、近藤書記長が乾杯の音頭をとり、部落差別の撤廃、平和と人権の社会をともに築く決意を固めた。

 来賓からは片岡明幸中央副委員長、部落解放・人権政策確立要求東京実行委員会の臼井敏男会長、東京都総務局の川上秀一理事、東京平和運動センター・狭山東京実行委員会の中條貴仁議長、都議会公明党の加藤雅之都議、立憲民主党東京都連合会会長の長妻昭衆議院議員、国民民主党東京都総支部連合会政調会長代理の大貫はなこ台東区議、社会民主党東京都連合幹事長の伊地知恭子多摩市議から挨拶を受けた。

  pagetop