東京平和運動センターは9月8日、2年ぶりに「狭山現地調査・学習会」を行い、役員を含め24名が参加しました。
はじめに解放同盟東京都連の近藤書記長から、狭山事件のあらましと、第三次再審請求における弁護団が提出した新証拠について説明していただきました。近藤書記長は、弁護団提出の新証拠についての「鑑定人尋問」と「裁判所による鑑定」の「事実調べの実施」が、再審開始の最重要ポイントであると強調し、そのために、ネット署名を含む様々な行動への参加を呼びかけました。
続いて参加者は狭山現地事務所を訪問、石川一雄さん早智子さんと面会し、お二人の再審開始まで粘り強く闘う決意を伺いました。
その後、近藤書記長の案内で、石川さんが牛乳とアイスクリームを買ったとされる「入間川駅西口」からスタートして殺害現場まで、確定判決が認めた「石川さんの自白に基づく当日の行動」をたどり、その矛盾点を確認しました。矛盾だらけの自白としっかりした「裏付け捜査」すらないまま「有罪」とした寺尾確定判決は、弁護団の提出した新証拠により崩壊していることは明らかです。
東京平和運動センターは、狭山東京実行委員会に結集する諸団体とともに、来る9月25日の「狭山東京集会」の成功と、再審開始決定、石川さんの無罪確定まで粘り強く闘っていきます。
(東京平和運動センター)