部落問題の認知度の確認などを提起
東京同宗連との第25回交流懇談会



第25回交流懇談会

 部落解放同盟東京都連合会と同和問題にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議との第25回交流懇談会が3月15日、日本聖公会聖アンデレ教会において開催された。

 都連からは大西副委員長をはじめ10名、東京同宗連からは真鍋議長をはじめ17名が出席した。

 交流会は東京同宗連の北村事務局長の司会により進行した。開会にあたり、東京同宗連の真鍋議長が挨拶を行ない、都連からは大西副委員長が挨拶を行なった。その後、各参加者から自己紹介等を行ない、東京同宗連からの活動報告を北村事務局長が行なった。

 都連からは近藤書記長より2つの問題提起が行われた。①東京都が1月に公表した「人権に関する都民意識調査」の結果から部落問題にかかわる部分について解説し、「認知度」や「反対を受けたときに結婚する」が減少しており「結婚するかわからない」が増加していることが話された。また、部落問題の認知度については、ここ数年急降下しており若くなるほど低い傾向にあることなどから、各教団でも認知度について確認することを提起した。②狭山第3次再審闘争の現況として、特に「鑑定人11人の証人尋問を求める事実取調請求書」にかかわる現在の流れを説明し、署名活動へのさらなる協力や狭山東京実行委員会総会や狭山市民集会への参加などを要請した。

 また、都連女性部からは今年の5月に群馬で開催される「部落解放第67回全国女性集会」への参加を要請した。

 最後に、東京同宗連の松本副議長がまとめを行なった後、懇談会へと移行した。

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