第10回就職差別撤廃東京集会へ参加を

         2009年6月5日13時30分〜 豊島公会堂

昨年の第9回就職差別撤廃東京集会

 採用時の「差別身元調査事件」が1998年6月に発覚したことをきっかけに取り組まれてきた「就職差別撤廃」東京集会が、今年は6月5日13時30分〜、豊島公会堂で開かれることになった。主催は同集会実行委員会(竹村毅・実行委員長)。今回は丁度第10回の節目の集会となる。
 今回の集会テーマは、「公正採用選考を実現するために、現状と課題を考える」。実行委員会では、最近の雇用を取り巻く厳しい状況をふまえ、人権の立場から雇用の安定と公正採用の確立に向けた今日的課題を明らかにしていこうと考えている。
 「就職差別撤廃」東京集会では、これまで就職差別が根絶されない社会的な原因や雇用慣行・採用制度にまで踏み込んでさまざまな問題提起をしてきた。特に、派遣や民間職業紹介の問題、CSR(企業の社会的責任)の課題、大学生の求職・採用において、あっという間に広がったネットを使った選考の問題、などである。こうした課題は、今まさに社会全体の問題として現代の日本社会を取り巻いている。
 今回の集会では、10年の取り組みを振り返りながら、最近の厳しい雇用情勢の中で、求職者の人権擁護のために何が課題か、竹村実行委員長から基調講演を受ける。また、労働行政と解放教育の現場から、最近の事例について報告も受ける。
 就職差別をなくし、全ての求職者の権利を守るため、積極的に集会に参加し現状と課題を学習しよう。