東京の被差別部落


【コラム】

筬(おさ)をはじめとする専売権

  

 「筬」(おさ)は、機織りの「機」の中の重要な部品です。明治になって金属性の筬が使われるようになるまでは、竹で作られていました。江戸時代これが弾左衛門の専売制であったことはごく最近になって分かった事実です。(東日本部落解放研究所の研究成果)
 弾左衛門や、その支配下の東日本の被差別民たちは、筬のほかに皮革、灯心、砥石などの専売権を持っていました。これらの物を商う者は、被差別民であろうと一般の商人であろうと、弾左衛門から許可を受け、また決まった金額の許可料を支払わなくてはなりませんでした。

       

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