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人権の視点から新規学校卒業者を
取り巻く採用・選考を課題に

第12回就職差別撤廃東京集会に参加しよう

 昨年の就職差別撤廃東京集会

 6月10日、池袋の豊島区公会堂で、第12回「就職差別撤廃」東京集会が開催される。今年のテーマは「人権の視点から考える、新規学校卒業者を取り巻く採用・選考について」だ。
 2010年度の大学新卒者の就職は非常に厳しかった。「このままでは10%を超える学生が、就職できないまま社会に出て行くことになり、戦後最悪の事態だ」と懸念した政府も、若者向けの職業相談を充実するなど最後の努力をした。しかし大震災と原発事故のために、多くの企業で新たな内定取り消しが出るなど、結局戦後最悪となったことは疑いがない。
 これ自体非常に大きな問題だ。ただ、単に経済の問題だけではなく、就職差別解消の視点から見て、こうした状況の中で様々な課題があらわれている。例えば、大学生の採用選考の過程は完全にIT化されているが、各社が独自のエントリーシート(ES)を用いることが普通になっている。ESの中には、統一応募用紙の趣旨からいって不適切な事例も多数報告されている。また、高校生でも書類選考のみで一次審査を終わらせるなどの例が発生していて、本当に適性能力にのみ即した選考なのかどうか分からなくなっている。
 集会の趣旨は、この空前の「若年者就職難」を、人権の課題として考えようと言うものだ。多くの皆さんに積極的な参加を呼びかけます。


第12回就職差別撤廃東京集会のご案内

日  時 2011年6月10日(金) 13時30分から16時30分)
会  場 豊島公会堂(豊島区東池袋1−19−1)
参加費 1人 1000円
テーマ 人権の視点から考える、新規学校卒業者を取り巻く採用・先行について

*ダイレクトメールでご案内した案内文に開催日時が「2006年6月10日」となっておりましたが、2011年の誤りです。お詫びして訂正します。

部落解放同盟東京都連合会
http://www.asahi-net.or.jp/~mg5s-hsgw/