竹村毅・著
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部落解放同盟東京都連合会の機関紙「解放新聞東京版」に竹村毅さんが連載した記事が、『CSR(企業の社会的責任)と人権〜雇用・職業を中心に〈ヒューマンライツベーシック〉』という題で2008年7月20日、解放出版社から刊行された。著者の竹村毅さんは、旧労働省(現厚生労働省)に約30年間つとめ、その間、部落問題やアイヌ民族問題など国内の人権問題と深くかかわってきた。退官後は労働問題・人権問題の専門家として、産業医科大学顧問、人権教育啓発推進センター評議員、日本IBM人事顧問等をつとめる。 日本企業は、今、あらゆる面においてグローバル・スタンダードで活動することを求められている。CSR(企業の社会的責任)は、今後そのような日本企業にとって、まさに必須の概念となるだろう。本書では、CSRを国際的な人権と差別の捉え方に即して解説している。 |
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〈目次から〉 1 雇用・職業と人権問題 人権とは 人権の内容〜自由と平等がキーワード 差別とは何か 海外で就職差別だと訴えられないために〜国際化に対応して 2 CSRで築く人権文化 「社会的貢献」から「社会的責任」へ いま、なぜCSRなのか CSRの構成概念 CSRの具体的内容 労働分野におけるCSRほか |