核も戦争もない平和な社会を届ける取り組みを
被爆78周年原水爆禁止世界大会



被爆78周年原水爆禁止世界大会・広島大会

 被爆78周年原水爆禁止世界大会(7月30日福島大会、8月4日~6日広島大会、8月7日~9日長崎大会)が同世界大会実行委員会主催で開催された。尚、台風6号の接近により9日の日程はとりやめとなった。

 都連は、東京平和運動センターの構成団体として広島大会に参加した。8月4日、「被爆78周年原水爆禁止世界大会・広島大会」開会総会が広島市・グリーンアリーナで開催され、約2100人が参加した。

 大会の基調では、ロシア・ウクライナ戦争が続いており、核使用の危機が高まっていること、広島で開催されたG7が核抑止論を正当化し、核廃絶に向けたものとならなかったこと、岸田政権が軍拡と改憲を推し進めようとしていること、福島第一原発事故による放射能汚染水の海洋放出が目論まれているなどの状況を踏まえつつ、「核と人類は共存できない」という理念に立つ原水禁運動が果たすべき役割を再確認した。

 8月5日、2日目は各会場に分散し、6つの「分科会」のほか「ひろば」や「フィールドワーク」、国際シンポジウムなどが行われた。

 最終日の8月6日、県民文化センターでまとめ集会が開催された。まとめ集会では「ヒロシマ・アピール」と山口・上関への使用済核燃料中間貯蔵施設建設の動きに対する「特別決議」が採択された。「ヒロシマ・アピール」では、若い世代の積極的な平和運動と、被爆の実相をつなげて、「核も戦争もない平和な社会」を届ける取り組みと、次世代への継承を全力で進めていくことを確認した。

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