埼玉の部落解放運動の歴史や取り組みについて報告
第 37回人権啓発研究集会



第37回人権啓発研究集会

 第37回人権啓発研究集会が2月19日・20日、埼玉県のレイボックホール(第1会場)、さいたま市文化センター(第2会場)で開催され、都連から8名が参加した。

 全体会では、小野寺・部落解放同盟埼玉県連合会書記長から「埼玉の部落解放運動の歴史と現在」と題した地元報告が行なわれ、戦前・戦後の埼玉の部落解放運動の歴史や狭山事件をはじめとした差別事件との闘い、埼玉県連の取り組みとして「事前登録型本人通知制度の導入」「宅地建物人権ガイドラインの作成」「モニタリング事業の開始」「埼玉県部落差別解消推進条例の制定」などについて報告された。

 続いて、リレートークがそれぞれの会場で行なわれた。第1会場では金・ウトロ平和祈念館副館長が「ヘイトクライムとウトロ地区放火事件」、神谷・LGBT法連合会事務局長が「差別は思いやりでは解決しない」、片岡・部落解放同盟中央副委員長が「『全国部落調査』復刻版出版事件裁判原告の思い」と題してリレートークを行なった。

 2日目は、レイボックホール大ホール・小ホールとさいたま市文化センターの3会場で3つの分科会がそれぞれ行なわれた。

 来年度の第38回人権啓発研究集会は2024年2月1日・2日の日程で「京都府京都市勧業館みやこめっせ」で開催予定。

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