憲法9条の意義を強調しよう
5・3改憲発議許さない!憲法大集会



5・3改憲発議許さない!憲法大集会

 5月3日に東京臨海防災公園で「改憲発議許さない!憲法大集会」が開催された。快晴の下、3年ぶりに開かれた憲法集会。15000人が参加した。都連各支部から約20人が参加した。

 集会は藤本泰成実行委員長の開会のあいさつで始まった。藤本さんは「ロシアの侵略戦争で市民の犠牲をこれ以上出さないことが重要であり、そのためには武力ではなく外交努力が必要」「今こそ憲法9条の意義を強調しよう」「侵略を口実とした防衛予算の増大に反対しよう」と呼びかけた。

 立憲民主党、社会民主党などの国会議員のあいさつに続き、憲法審査会、ジェンダー、沖縄・日米地位協定、貧困・労働問題という憲法に深く関わる課題に取り組む4人から発言を受けた。とりわけ「沖縄では日米地位協定が憲法より上にある。あの復帰はなんであったのか、の議論がでる。人間扱いされてこなかったのだから」という高嶋伸欣さん(琉球大学名誉教授)の発言や、「いま格差貧困が拡大している-が、9条があるからまだ民生のために予算が使われている。戦前のような軍事大国になれば予算の7割が軍備に使われ福祉や教育には回ってこない」という竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)の訴えは心に響いた。

 最後に市民連合の中野晃一さんは「改憲させないためにも夏の参議院選挙には野党共闘で勝利しよう」と呼びかけた。

 集会終了後、デモ行進を行った。

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