3年ぶりのリアル集会、被爆77周年、核廃絶の思いを共有
原水禁世界大会広島大会が開催



折り鶴平和行進の様子

 昨年は、緊急事態宣言下で「完全リモート開催」だった広島大会ですが、コロナの第7波が広がり、新規感染者数が拡大する中ではありながら、3年ぶりのリアル集会となりました。東京平和運動センターからは、三多摩平和運動センターを含め、全体で167名が参加することができました。

「折り鶴平和行進」で核廃絶をアピール

 初日の4日は、午後3時過ぎに平和資料館前に集合し、東京平和運動センターの独自集会を行った後、折り鶴平和行進で開会総会の行なわれる県民文化センターをめざします。

 開会総会では、来年実施が予定され着々と準備工事が行なわれている福島第一原発の「汚染水の海洋放出」について、「関係者の理解なしにはいかなる処分も行なわない」との約束を反故にされた福島から、「海洋放出を絶対にさせないために協力を」との訴えがありました。

 また、被爆者からの証言をした切明千枝子さんは「広島は軍都だった。宇品の港からは、兵士や軍馬などが次々と海外に出発していった」と語り始め、日本の加害を認識したうえで、自らの被爆体験をありありと語られました。

 開会総会では、高校生平和大使からのアピール、アメリカ合衆国ピースアクション共同議長のカロ・アクニャ・オルオペラさんからの連帯メッセージに続いて、基調提起がありました。

 翌5日には、5つの分科会と6つのひろば、大久野島と安野発電所を訪ねる2つのフィールドワークがあり、東京平和運動センターの参加者はそれぞれの分科会・ひろば・フィールドワークで学びと交流を深めました。

 最終日の6日は、県民文化センターで「まとめ集会」が行なわれ、三日間の日程を終えました。

(文責 平和運動センター事務局次長 林)

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