脱原発を訴え原発のない社会を
3・27さようなら原発首都圏集会



3・27福島原発事故10年さようなら原発首都圏集会

 「3・27福島原発事故10年さようなら原発首都圏集会」が日比谷公園野外音楽堂で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止として、収容人数を半分に制限されたため会場内1300人、会場外200人の合計1500人が参加した。

 事故当時、高校3年だった福島出身の片桐里菜さんのオープニングライブの後、古今亭菊千代さんの司会、ルポライターの鎌田慧さんの「原発事故から10年。故郷にまだ帰れない人が4万人以上いる。原発は全てが行き詰まっている。脱原発に向けて力を合わせて頑張ろう」、澤地久枝さんの「一人から脱原発を訴えていこう」という主催者あいさつで集会を開始した。

 続いて、地脇美和・福島原発刑事告訴団事務局長は、「聖火リレーが福島のJヴィレッジから始まったが、事故はまだ収束されていない。福島は五輪どころではない。地震や台風のたびに原発を心配する日はいつまで続くのか」、大石光伸・東海第二原発運転差止訴訟原告団共同代表は、「東海第二原発差止の水戸地裁判決で司法から賽は投げられた。今度は私たちで廃炉まで頑張る番だ。」、作家の落合恵子さんが「この10年、亡くなった人もいる。反原発は愛する人の追悼になる。原発ゼロの社会、そんな社会を当たり前に。」と語った。その他、吉原毅城・南信用金庫名誉顧問が「小泉純一郎さん、加藤寛さんも原発いらないと言っている。」事故当時の首相である菅直人・元衆議院議員が「原発は人間が作ったものだから、人間の手でなくせる」と発言した。

 終了後、東電前を通るデモ行進をした。都連からは7支部の参加だった。

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