東京平和運動センター主催の「平和のバトンをつなごう」企画第2弾として、「千鳥ヶ淵戦没者墓苑についてのミニ学習会」が開催された。若い世代とともに活動を継続させていくことを目的に、8団体から青年層を中心に18人が参加した。
まず、日本教育会館で、東京平和運動センター事務局次長の林健さんを講師に、墓苑について、引き取り手のない戦没者の遺骨およそ36万人分が安置されていることや、未だ収集されていない遺骨が多数あることなど、歴史や現状を学習した。また、慰霊の在り方を考えていかなくてはならないと述べた。
学習会後は、墓苑にむかいフォーラム平和・人権・環境主催の「8・15平和を誓う集会」に参加した。
集会主催者を代表して藤本泰成さんが誓いの言葉を述べ、「二度と戦争を繰り返さない決意を新たにする。戦争のすべての犠牲者に心からの哀悼の意を表する」と結んだ。
集会後、東京平和運動センター議長の中條貴仁さんが挨拶し、「これからもこの企画に取り組んでいく。若い世代への運動拡大のため継続して参加を」と訴えた。