改憲草案は全く異なる憲法
平和といのちと人権を!5・3大行動



法政大学前総長の田中優子さん

 「平和といのちと人権を!5・3大行動2021とりもどそう!民主主義、立憲主義」が国会正門前で行なわれた。主催は、平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委員会。

 小森陽一さんの「菅政権は連休明けに、国民投票法案の採決を狙っている」という主催者挨拶で集会が開始された。雨宮処凛さん、福島みずほ・社民党党首、羽場久美子・神奈川大学教授、清水雅彦・日本体育大学教授、田中優子・法政大学前総長、山口二郎・法政大学教授、菱山南帆子さんが登壇し、枝野幸男・立憲民主党党首、伊波洋一・参議院議員等の国会議員がリモートで発言。山本太郎・れいわ新撰組代表がメッセージを寄せた。そのうち雨宮さんは「憲法が保障する生存権が守られていない」枝野党首は「コロナ対策がうまくいってないのは緊急事態条項のない憲法のせいなので改憲が必要という話があるが、コロナ施策が拙いであって憲法のせいではない」と発言、清水教授は「改憲手続法(国民投票法)7項目修正案を成立させようとしているが、急ぐ必要はあるのか」と批判、田中さんが「自民党の改憲草案は『憲法改正』というが、現憲法の改正ではなく全く異なる憲法だ」と主張した。

 右翼の妨害もあったが菱山さんの行動提起で終了した。

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