原発のない社会づくりを
2021原発のない福島を県民大集会



 2021原発のない福島を!県民大集会が3月21日、とうほう・みんなの文化センターで開催された。新型コロナ感染拡大などを考慮し、集会の模様はオンラインでも配信された。主催は、「2021原発のない福島を!県民大集会」実行委員会。

 はじめに、東日本大震災で被災し亡くなった方たちへの黙祷の後、主催者挨拶を「2021原発のない福島を!県民大集会」実行委員会の角田・実行委員長が行ない、「原発事故から10年が経過したが、福島にはまだ多くの課題が残っている。原発事故によって引き起こされている現状と現実を受け止め、多くの人たちと共有することが重要だ。再びこのような原発事故を起こさないためにも原発のない社会をつくっていこう」と訴えた。

 さようなら原発一千万人署名市民の会の賛同人で落語家の古今亭菊千代さんが連帯挨拶を行なった後、「2021原発のない福島を!県民大集会」実行委員会の引地・事務局長が「県民大集会10年間のとりくみと果たしてきた役割・成果」と題して報告を行なった。

 続いて、ハイロアクション福島の武藤さんから東電刑事裁判不当判決について訴えがあった後、県民の訴えとして4人の県民からそれぞれ震災による被害と現状の訴えがあった。その内、若者からの訴えとして2人の第23代高校生平和大使から原発事故より10年が経った福島の現状や原発事故から感じた核の恐ろしさなどについて訴えがあった。

 最後に、集会アピールの提案が行なわれ採択された。また、この集会アピールと訴えを、政府と東京電力に対して後日要請をすることが話された。

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