復刻版裁判と狭山再審の闘いを問題提起
「東京同宗連」と交流懇談会



 「同和問題」にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議と東京都連との交流懇談会が3月3日、オンラインで開催された。都連からは藤本委員長ら12人が参加した。

 交流懇談会は、「東京同宗連」の長谷川議長からの挨拶と都連の藤本委員長の挨拶があった後、「東京同宗連」の荒井事務局長から2020年度の活動報告があった。

 次に、都連から2つの問題提起が行なわれ、都連の近藤書記長から「『復刻版』裁判について」と題した問題提起が行なわれた。裁判の経緯、請求の趣旨・権利侵害の内容、裁判の争点、本裁判闘争の意義などを中心に話され、2016年から続いているこの裁判も3月18日に結審、5月以降に判決を迎えるが、「司法が差別の拡散に対してどのような認識を示すのか」という非常に重要な裁判であり、どうあってもこの裁判に勝利しなければならないことなどが話された。

 都連の松島副委員長から「狭山第3次再審事実調べ実施に向けた闘い」と題した問題提起が行なわれ、確定有罪判決である寺尾判決を覆す再審の闘いにおいて、発見万年筆が最も重要な争点となっている。下山第1・第2鑑定などの新証拠によって発見万年筆がニセ物であることは明らかであり、事実調べの実施が最も重要な課題となっていることなどが話された。

 また、狭山東京実行委員会の4種類の要請ハガキを大野裁判長に向けて集中する要請ハガキ運動への取り組みを求めた。

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