東京清掃労組と清掃・人権交流会が
狭山現調2020



東京清掃労組と清掃・人権交流会の狭山現地調査

24年連続の狭山現地調査

 コロナ禍の影響で6月から延期となった東京清掃労組と清掃・人権交流会の狭山現地調査を10月18日(日)に実施することができた。1997年以来毎年続けている清掃労働者の狭山現調。24回目の今年は総勢33名が参加した。

 狭山再審闘争に関わる集会や現地調査がコロナ禍でことごとく中止となる中、清掃の現調が今年初めての団体による狭山現調となった。石川一雄さんには感染リスクを負わせないことを条件にして現調の実現にこぎつけた。したがって今回は石川さんにお会いすることができなかったが、狭山に来られて良かったと実感することができた。

ビデオの上映 2班で現地調査

 事前学習では、NHKで放映された「雪冤~ひで子と早智子の歳月~」を上映した後、都連の松島さんと近藤さんから決定的な科学的証拠を中心に詳細な訴えを聞いた。さらに最近の石川さん夫妻からのビデオメッセージが流され、コロナに負けない力強い決意を聞くことができた。

 現地調査では、矛盾に満ちた「ウソの自白」をもとに実際に現地を足で回ってそのでたらめさを実感した。初めて参加した若い仲間たちも「どんなひどい捜査が行なわれたかよくわかった」と真剣に語っていた。コロナ禍で苦労はあったが、有意義な狭山現調になった。

(清掃・人権交流会会長 押田五郎)

  pagetop