苦情窓口整備へ引き続き周知
交渉に替えて中央本部が厚労省に要請文



これってあり?まんが知って役立つ労働法(厚生労働省 発行)

 新型コロナウイルスの拡大で厚労省交渉に替えて中央本部が要請文を厚労省に送付、10月30日に回答があった。

 回答で厚労省は以下の新たな取り組みを報告。①厚労省Twitterに就労支援室作成のYOUTUBE動画「公正な採用選考を目指して」を投稿。合計約4万4 千回再生。②高校生や大学生の『まんが 知って役立つ労働法Q&A』に公正採用選考を掲載。DVD「なぜ公正な採用選考は基本なのか」を全国の労働局に配布、推進員研修等で活用。

 「AI選考と差別で省の見解、差別の規制と運用のガイドラインを明らかにされたい。」との要請には「個々の事例等も踏まえた上で、どのような周知・啓発を行う事が適当なのか今後の動向を注視しながら検討したい。AIを活用した場合でも、公正な採用選考を行う必要があることは推進員研修等で周知徹底したい。」と回答した。「ハローワークが事業所から求人を受け付ける際、公正採用選考のチラシ等を配布し、公正採用選考の動画視聴を奨励されたい。」との要請には「ハローワークへ初めて事業所登録を行う際や学卒求人の新規提出時、高卒求人事前説明会の際などで事業主用リーフレット等を配布し、公正採用選考の動画のある特設サイトのQRコードも表示している。」と回答。「募集情報提供事業者が採用時の就職差別に関する相談窓口を設け、ハローワークの事実確認・是正指導と連携するよう指導されたい。また、相談窓口が機能するよう求職者と顧客企業へ周知徹底するよう指導されたい。」との要請に、「苦情処理体制の整備については、リーフレットを作成するなどの取組みを行っている。引き続き周知を図りたい。また、都道府県労働局で職業安定法等に違反するおそれがある事案を把握した場合には、事実関係の確認を行い、違反が認められる場合には、厳正に指導等を行う。」と回答した。

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