権力による学問の戦争協力阻止を
 11・19国会議員会館前行動



総がかり行動実行委員会の藤本泰成共同代表

 「いのちをまもれ!学術会議の任命拒否撤回!敵基地攻撃能力保有反対!改憲反対!11・19国会議員会館前行動」が11月19日、衆議院第2議員会館前を中心に行なわれ、1000人が参加した。

 主催者あいさつでは総がかり行動実行委員会の藤本泰成共同代表が「学術会議任命拒否問題への菅政権の態度は民主主義に対する公然とした挑戦であり、戦前の瀧川事件などを彷彿とさせ、学問の自由の弾圧に繋がる問題だ。参院内閣委員会で井上科学技術政策担当大臣が軍民両用技術の研究に学術会議は協力すべきとの趣旨の発言をしているが戦前の学問が政治利用された歴史から、戦争を目的とする科学研究をせず、学問の自由を守ることを矜持に発足した学術会議に対し、権力が戦争協力をさせることがあってはならない。学問だけの問題ではなく、社会全体の問題として考えなくてはならない」と訴えた。

 立憲民主党、沖縄の風、社会民主党などから挨拶があった後、「改憲発議に反対する全国緊急署名」の提出が行なわれ、79万3571筆が、参加した国会議員に提出された。

 市民からのスピーチでは、オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワークの金光さんが千葉のオスプレイ問題、世田谷市民運動いちの根本さんが世田谷地域における改憲反対の取り組みなどについて訴えがあった。その内、オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワークの金光さんは「千葉では木更津駐屯地と習志野演習場の周辺で米軍のオスプレイが飛行している。訓練の音で朝、通学中の子どもたちが怖がっているなどの被害も出ている。今後は自衛隊のオスプレイが訓練に来る予定になっており、住宅街周辺を低空飛行で飛ぶ被害も予想される。12月から取り組むオスプレイをなくすための署名へ協力を」と訴えた。

 最後に、憲法共同センターの竹下さんが行動提起を行なった。

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